高齢化が進む日本人にとって、脳梗塞は怖い病気です。
血管内にできた血栓が、血流を妨げて血管を詰まらせてしまう病気です。
血栓によって血流を妨げる病気には、心筋梗塞や肺塞栓症などもあります。
その血栓を予防するために使用される薬は、「血液をサラサラにする薬」と言われたりする薬です。
血液は、本来固まるための成分が関係しています。
それは、血球成分である「血小板」、タンパク質群の「凝固因子」です。
たとえば、血小板はコンクリート製のブロックだとすると、凝固因子は、そのブロックをつなぐためのセメントのようなものです。
血管がもし破れたときには、その破れ目を塞ぐように働きます。
血栓を作るときにも同じように働いてしまうのです。
血小板と凝固因子のどちらが、主体となって働くのかは、血栓のできるところによっても違います。
そのため、使用される薬も違います。
血小板の働きを抑制する場合は、アスピリンという抗血小板薬を使用します。
凝固因子の働きを抑制する場合は、ワルファリンという抗凝固薬を使用します。
主に血液がどんどん流れているような動脈では、血小板が主体となって働き、血液の流れが悪くなっているような場所では、凝固因子が主体となって働いています。